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2026.03.12
家づくりの基礎知識

家づくりと一緒に考えたい「庭づくり」の話

建物を優先しすぎて庭を考えると起きること

家づくりと庭は、ワンセットで考えた方がいい

マイホームを建てるなら建物に映える玄関アプローチや、オシャレな庭づくりに夢が膨らみますね。

でも実際の家づくりでは、どうしても建物の打合せが庭より優先になります。

敷地プラン全体を提案されていても、間取り、収納、キッチン、断熱性能…が先に。
それが一段落してから「庭も考えないと」という流れは、とても自然です。

ただ、「庭を後回しにした・庭を突き詰めて考えなかった」ために、私たちは現場で共通してよく聞くお話があります。

ここからは、SENKOが実際にお引渡し後に多く聞くお施主さまの声を含めた

「後から気づくことが多いポイント」と、現場から見える原因をご紹介します。

「土」部分をもう少し残せばよかった

「泥遊びをしたり、草花を育てたりといった体験をさせてやれなかった」

「将来のために家庭菜園スペースを作っておけばよかった」

「季節の変化を感じにくい」

タイル・人口芝・砂利敷きなどの「土の少ない庭」や、駐車場と一体化した外構造りが

主流になってから、よく聞かれる声です。

確かに草むしりなどの管理は楽で、すっきり整ったオシャレな庭が増えました。

ただ、実は「土」は単なる地面ではなく、暮らしに余白を作ってくれる存在です。

・子どもがしゃがみ込み、季節の虫を探したり。

・雨上がりの土の匂いや、木陰の柔らかい光を目にしたり。

子どもたちの小さな行動や自然の要素を感じるのは「土」があるからです。

暮らしの豊かさを考えれば、将来、土いじりをしたくなった時のためにも、

土を残せる庭づくりがお勧めです。

同時に考えなければならないことは、土を残せば管理が必要になることです。

「庭の手入れは誰がする?」「将来、年齢を重ねたときも同じ使い方ができる?」など

そのご家族の暮らし方によって土の面積を決めればよいと思います。

夜の庭・外まわりが思っていた印象と違う

住み始めてから気づくのがこのポイント。

照明の明るさの感じ方や安心感の基準は人によって大きく違う部分です。

また、隣家との距離や街灯など、周囲の環境によっても変わります。

庭や外構の明かりを後回しにしていまうと、後から照明を足そうとしたら、配線の問題や追加工事が必要になることもあります。

SENKOでは、外まわりの照明も含めてご提案していますが、それでも、暮らし始めてから
「ここにもう一灯あったらよかった」とご意見をいただくことはあります。

ご予算との兼ね合いもあるので、「まずは必要最低限から」という場合も少なくありません。

実は、実際に暮らし始めてみると、

・夜にどこを通るか
・どの方向を見る時間が多いか
・防犯面でどこに安心感を求めるか

こうした点は、ご家族ごとに少しずつ違ってくるものです。

照明は、正解が一つではなく、暮らしながら調整していくものだと、私たちは考えています。

外からの視線が意外と気になる

「住んでみたら、思ったより見られている気がする」

「カーテンを開けられなくなった」

「目隠しをしようとしたらかなり費用がかかった」

・リビングの大きな窓

・窓の位置や高さ

・庭との距離感

・フェンスや植栽の位置

これらは庭を含めて考えていないと、

“開放的なはずの間取りが落ち着かない空間”になることがあります。

室内から見た場合と外から見た場合、さらに夜、室内に明かりが灯った場合など、時間によっても配慮が必要です。

「そこでどんな暮らしを望まれているのか」

庭は家の一部だと考えれば、間取りを考える時と同じように、“庭と室内の使い方”が明確になってくると思います。

結局、庭にあまり出なくなった

「最初は使うつもりだったけど、気づいたら出ていない」

理由を聞くと、

・段差があって出にくい・出入りが面倒

・草取り・剪定・落ち葉掃除が地味にしんどい

・デッキがなく、靴を履かないといけない

・庭にでると人目が気になる

など、いろいろ事情はありますが、「何に使う庭なのか明確ではなかった」というケースが多いことをご存じでしょうか。

〇子どもが遊ぶかな

〇BBQできたらいいな

〇なんとなく庭は欲しい

でも実際は、子どもはすぐ成長するし、BBQの回数は年間とおしても僅かなど、“庭をどう使うか”が曖昧だったため庭に出る習慣性がなくなってしまいます。

また、夕方以降、夜を想定していない庭も使わなくなる可能性が高いです。

照明が少なかったり、雰囲気がなかったり。

夜、遊べる庭は暮らしを楽しめて、より暮らしを広げてくれます。

 

こうした「後から気づく」が起きる理由

これらに共通しているのは、
庭を「建物と別に整えるもの」として考えてしまうことです。

庭は見た目の問題だけでなく、

日常の動線

光の入り方

プライバシー

手入れの負担

といった、暮らしに直結する要素がたくさんあります。

建物と別物として考えてしまうと、
どうしても“使わない庭”になってしまいやすくなります。

工務店として、私たちが大切にしている考え方

 “庭がある暮らし”の価値

SENKOでは、庭を「仕上げ」ではなく、日々の暮らしの広がりとして考えることを大切にしています。

・家の中でどんな時間を過ごしたいか

・外とのつながりをどう感じたいか

・将来、手入れにどれくらい関われそうか

こうした話を、建物の打合せと並行して少しずつ共有します。

「庭は建物と別もの・建物が決まってから考える」ではなく、

「どう暮らしたいか(暮らしのシーン)から庭と建物を一緒に考える」ことで、

室内からの視線・使い勝手を前提にしたプラン計画~外構と設備・配管のスムーズな設計ができて、“庭の時間”がぐっと現実的になります。

住んでからの“庭の時間”は、実は暮らしの満足感を大きく左右するものです。

庭でBBQやコーヒーのアウトドアを楽しんだり、子どもが走り回ったり、花や緑を眺めながら心が健やかになったり。

こうした暮らしの“ゆとり”は、建物だけでは得られない価値だと思います。

最初から完璧な庭である必要はありません。

家族の変化や趣味の変化、高齢化など庭には可変性も求めらます。

「立派な庭をつくりましょう」ではなく、

「どう使いたいか」を考えて、
「そのご家族にとって、無理のない庭に」。

それが結果的に、お施主さまが満足感を得られる家づくりに繋がっていると実感しています。

▶SENKOの家、最新の施工事例はこちら

 

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