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2025.05.20
家づくりの基礎知識

【コラム】共働き夫婦におすすめ”ファミクロ”

【コラム】共働き夫婦におすすめ”ファミクロ”

そのウォークインクローゼット、ほんとに必要?共働き夫婦に最適な“ファミリークローゼット”

寝室に隣接したウォークインクローゼットに憧れる方も多いのではないでしょうか。

広々とした空間にたっぷりと収納ができ、自分の好きなように衣類や趣味のモノを片づけられる・・・

しかし、新築にウォークインクローゼットを設けるには慎重な検討が必要です。

共働き夫婦には寝室にウォークインクローゼットが不向きなケースが多いのです。

今回は、効率的でSNSでも大人気のファミリークローゼット(ファミクロ)をご紹介します。

 

1.寝室にウォークインクローゼットはいらない?つけない方が良い理由とは

夫婦で生活リズムに少しでもズレがある場合に、実は寝室のクローゼットは使いづらくなります。

例えば、夫や子どもがまだ寝ている間に、朝支度でクローゼットから衣類を取り出す時。相手に気を遣いながら開け閉めしないと、物音で起こしてしまうかもしれません。

また、1階に洗面脱衣所、寝室が2階にある場合には、朝の支度時の動線や洗濯から洗濯物の片付けまでの家事動線が面倒になってしまいます。

階段の昇り降りの回数など、忙しい共働き夫婦にとっては省きたいところですよね。

 

2.ファミリークローゼットとは?

ファミリークローゼットとは、家族全員の衣類や日用品を一カ所にまとめて収納するスペースです。

各部屋に設置された小型のクローゼットと異なり、家族の衣類を一カ所に集約することで、家事の手間を大幅に軽減できます。

 

3.ファミリークローゼットのメリット

家事・生活動線が短くなる

ファミリークローゼットのメリットは、家事や生活動線の大幅な効率化です。

個別のクローゼットにわざわざ衣類を取り出したり片付けたりしなくて済むようになります。とくに、洗面脱衣所⇄ランドリールーム⇄ファミクロと洗濯の家事動線を考えた間取りにしておくことで、大幅な家事時短を見込めます。

 

部屋が散らかりにくくなる

各部屋のクローゼットであれば他の家族に気にせず好きなように使用してしまうことから、衣類や小物が散らかりやすくなってしまいます。

その点、ファミリークローゼットの場合は洋服を一か所にまとめるため、各部屋が散らかることを防ぎます。

また、自分や家族の持ち物が一目で把握できるようになります。小さい子どもがいる家庭では、自分のものをきちんと戻す習慣が身に付くことも期待できます。

 

自由に出入りできる

基本的にファミリークローゼットは寝室から独立して設置するため、他の家族に気兼ねなく出入りでき、気を遣う必要もありません。生活リズムが違っていても、家族を起こすことなく使用できます。

 

部屋を広く利用できる

通常、各部屋に個人のクローゼットを設置しますが、ファミリークローゼットがあれば、各部屋の収納を小さくしたり、そもそも設けないという選択もできるため、その分部屋を広く利用できます。

部屋が広くなった分を好きなように活用できるため、趣味を楽しむことができ快適度が増すのではないでしょうか。

 

4.ファミリークローゼットのデメリット

 

最低でも2、3畳のスペースが必要

家族全員分の衣類を収納するのであれば、最低でも2~3畳は必要で、さらに着替えられるスペースの確保や、家族の人数によっては、4畳以上あることが望ましいです。

ファミリークローゼットは通常水回りがある1階に設置することが多いので、1階に4畳以上のスペースを作るとなると、その分リビングや水回りの広さを調整する必要が考えられます。

土地面積や予算の兼ね合いから1階の面積をそれほど多く取れない場合は、ファミリークローゼットのレイアウトや広さに注意が必要です。

 

朝支度の際に混雑する

通勤や通学時間で朝の支度時間が重なると、ファミリークローゼットに家族が集中して混雑する可能性があります。

前日に着用する衣服を決めておくなど、なるべく混み合わないための対策を考えておくといいかもしれません。

 

子どもが嫌がる可能性がある

家族共同で利用するファミリークローゼットは子どもが小さいうちは便利ですが、プライバシーの確保が難しい面もあるため、成長するにつれ抵抗を感じるようになるかもしれません。

子ども部屋には念のため小さくてもクローゼットを用意したり、クローゼットに着替えのための内鍵をつけたり、子どものプライバシーを確保してあげると良いでしょう。

 

5.まとめ

 

洗面脱衣所やリビングの近くにファミリークローゼットを配置できると、家事の時短やムダのない生活動線が実現できます。

ただし、ファミリークローゼットに何でも収納しようとすると、すぐに溢れかえってしまい、結局収納が足りないという事態に陥ってしまいます。

ファミリークローゼットに置くものをきちんと整理し、その他のキッチンやリビング、各部屋には何を置く必要があるかを洗い出し、必要な収納の大きさや形を計画することが重要です。

また、収納は家族の生活スタイルに伴い、常に変化していきます。

子どもが巣立った後のことも考えて、最初から作り込まずに、可動式の収納ボックス等を上手く使用し、汎用性の高い設計にしておきましょう。

 

SENKOの家づくりでは、お客様の暮らし方からプランを提案しています。

もしお困り事や疑問があれば、どうぞお気軽にご相談ください。