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2026.02.10
家づくりの基礎知識

床の“つなぎ目”、どう仕上げるのが正解?

床の“つなぎ目”、どう仕上げるのが正解?

床の境目「見切り材」のはなし

間取りや生活動線といった家づくりのメイン要素ではありませんが、実は空間の印象を左右する「床の見切り材」についてお話しします。

馴染みのない建築用語かもしれませんが、知っておいて損はありません。

部屋や水回りスペースなど、異なる床材が隣接する場所には「見切り材」を用いるのが一般的です。
床全体の面積からすると細く目立たないパーツですが、選び方次第で空間に統一感が生まれたり、デザインのアクセントにもなります。

さらに、見切り材は住みやすさや安全性を支える大切な役割も担っています。

今回は、床見切り材の役割や最近のトレンドを、SENKOの施工事例とともにご紹介します。

① 床の見切り材とは

床の見切り材とは、床材と床材の境目をきれいに、そして安全に仕上げるための部材です。
無垢材と塩ビタイル、畳とフローリングなど、異なる床材が切り替わる部分に取り付けられます。

また、同じ床材であっても貼り方向を変える場合などに、デザイン上の区切りとして見切り材を使用することもあります。

② なぜ床に見切り材が必要なの?

✅見た目を美しく仕上げる

床材の切断面や段差を隠し、仕上がりをすっきりと美しく見せます。

✅段差によるつまずきを防ぐ

床材ごとの厚みの違いを調整し、つまずきのリスクを減らして安全性を高めます。

✅床材の伸縮・動きを吸収する

フローリングは温度や湿度によって伸び縮みします。
見切り材はその「逃げ」をつくり、床鳴りや反りを防ぐ役割も果たします。

✅床材の劣化を防ぐ

床材の端部のめくれや割れを防ぎ、床を長持ちさせるためにも重要なパーツです。

③ 素材の違いと特徴

アルミ製:シャープでモダンな印象。インテリアのアクセントにも。

木製:ナチュラルでフローリングになじみやすい。

樹脂製:コストパフォーマンスが良く、水回りにも適しています。

見切り材を選ぶ際のポイント

見切り材は仕上げに関わる部材のため、基本的には床の色になじませることが多いです。
つなぎ合わせるどちらかの床色に揃えておくことで、遠目で見ても自然に見え、空間をより広く感じさせる効果があります。

一方で、見切り材をアクセントとして活かす方法もあります。
気持ちを切り替えたい仕事部屋や趣味部屋など、面積が比較的コンパクトな空間であれば取り入れやすく、さりげないデザインポイントになります。

さて、次は近年人気の高い「アルミ素材でスリムな見切り材」をご紹介します。

ここ数年は、アルミニウム製の見切り材が選ばれる傾向にあります。
森田アルミ工業の「keid(ケイド)」シリーズは、幅4mmと非常に細く、被せ部分の厚みもほぼフラットなスリム設計が特徴です。

外観・内観に限らず、住宅設備やインテリアで根強い人気を誇る「グレー系カラー」とも相性が良く、空間をスタイリッシュにゾーニングするアクセントとしても活躍します。

トレンドやお客様のご要望に合わせて新色も追加され、選択肢の幅は年々広がっています。
自分らしい空間づくりができるのは、注文住宅ならではの楽しさのひとつですね。

続いて、センコー産業で2025年・2026年にお引渡ししたお住まいの施工事例をご紹介します。

▲SENKO施工事例

キッチンの床には掃除のしやすい塩ビタイルを採用し、そこからつながるリビング・ダイニングには温かみのある無垢材を使用したこちらのご新居。

細いアルミ製の見切り材が主張しすぎることなく、グレーを基調としたキッチン設備と木目の床をナチュラルにつなげています。

背面の収納棚とキッチン腰壁の位置も一直線に揃え、すっきりと美しい仕上がりに。
出っ張りがないためダイニングテーブルの収まりもよく、人の動線を妨げることなく、空間を心地よくゾーニングしています。

 

▲SENKO施工事例

廊下にはパナソニックの「ベリティスフロアー ダブルコート・ホワイトオーク」を、
脱衣・ランドリールームにはシンコールのクッションフロア「モルティストーン」を採用。

木目の温かみと石目調の機能性素材を組み合わせることで、デザイン性とメンテナンス性のバランスをとった床仕上げとなっています。

同じ種類のフロア材でも、色や柄を切り替える場合に見切り材が活躍します。
細かな部分ではありますが、住宅のトレンドやデザイン性が反映されやすいポイントのひとつです。

おしゃれなカフェやお気に入りのショップの内装をチェックしてみるのもおすすめ。
床の素材や色の切り替え方、見切り材の使い方に注目すると、家づくりのヒントが見つかるかもしれません。

理想の住まいに近づけるために

見切り材は目立たない小さな部材ですが、住まいの印象や使い心地に大きく関わる大切な部分です。
素材や色の組み合わせひとつで、空間の表情は大きく変わります。

SENKOでは、床材だけでなくこうした細かな納まりまで丁寧にご提案しながら、心地よく長く住み続けられる住まいづくりをお手伝いしています。

▶SENKOの家、最新の施工事例はこちら