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2026.02.26
家づくりの基礎知識

知っておきたい「換気システム」の話

今回は「おうちの換気」についてお話しします。

乗り物やレストラン、ホテルなど、一時的に過ごす空間でも「空気がこもっている」「なんだか臭う」と感じた経験はありませんか?
空気の質は、身体だけでなく気分や快適性にも大きく影響します。

「空気の入れ替えは窓を開ければいいのでは?」と思われる方も多いかもしれませんが、現在の住宅では建築基準法により24時間計画換気が義務化されています。
汚れた空気を外に排出し、きれいな空気を取り入れることで、人も家も健康に暮らせる環境を保つことができます。
家づくりを考え始めたら、目に見えない「空気環境」もしっかり計画することが大切です。

換気システムとは?

換気システムとは、窓を開けずに換気扇などの設備を使って強制的に空気の入れ替えを行う仕組みのことです。
季節や天候に左右されず、計画的に換気ができるのが特徴です。

換気システムの種類

換気システムには大きく分けて、
第一種換気・第二種換気・第三種換気の3種類があります。

住宅で主に採用される「第一種換気」と「第三種換気」について簡単にご紹介します。

✅第一種換気

給気・排気ともに機械(ファン)で行う換気方式です。
空気の出入りをすべて機械で管理するため、梅雨や強風などの気象条件に左右されず、安定した換気が可能です。

本体を外壁に設置するダクトレス式と、天井裏や床下にダクトを配管するダクト式があります。

✅第三種換気

給気は自然に、排気のみを機械で行う方式です。
構造がシンプルで初期費用を抑えられるため、日本の住宅で広く採用されています。

第一種換気・第三種換気のメリットとデメリット

✅第一種換気のメリット

第一種換気の最大のメリットは、計画通りの安定した換気ができることです。
留守中や悪天候時でも、1時間に約0.5回の空気の入れ替えが行われ、清潔な空気環境を保てます。

近年は、排気する空気の熱を回収して給気に利用する「熱交換型第一種換気」が人気です。
夏の暑い外気や冬の冷たい外気をそのまま室内に入れず、冷暖房効率を高めることで光熱費の削減にもつながります。
建物の耐久性向上にも寄与し、長期的に見るとコストパフォーマンスに優れた設備です。

✅第一種換気のデメリット

新築時の初期費用が高くなる点が挙げられます。
また、フィルター交換やダクト清掃など、定期的なメンテナンスが必要です。

✅第三種換気のメリット

初期費用を抑えられる点が最大のメリットです。
室内の気圧が外気より低くなるため、湿気が壁体内に入りにくいという特徴もあります。
窓開け換気を積極的に行いたい方にも向いています。

✅第三種換気のデメリット

給気口から外気がそのまま入るため、
冬は冷たい空気が流れ込み寒さを感じやすく、夏は暑く湿った空気が侵入します。

給気口の位置をエアコンの近くに配置するなど、住まい計画の工夫が重要です。

SENKOの標準仕様は24時間換気システム「sumika」

SENKOでは、熱交換型の第一種換気システム「sumika」を標準仕様として採用しています。
換気システムは後からのリフォームで導入が難しい設備のため、家づくりを検討される段階でぜひ知っていただきたいポイントです。

全熱交換型換気システムとは?

全熱交換型換気システムとは、外気を取り入れる際に室内の温度・湿度に近づけてから給気する仕組みです。

通常の換気では、せっかく冷暖房で整えた空気を排出し、外の暑い空気や冷たい空気をそのまま取り入れてしまいます。
全熱交換型換気では、排気する空気の熱や湿度を回収し、新鮮な外気に移してから室内に取り込みます。

例えば夏は、室内の涼しさを利用して外気を冷やしてから給気。
冬は、暖かい室内の熱を回収して外気を温めてから給気します。

窓を開けずに換気しながら、室温・湿度の変化を抑えられる快適な換気システムです。

sumika 熱交換機の設置について

写真は、sumikaの熱交換機の設置箇所と本体です。
熱交換機は床下に設置されており、フタはマグネット式のため、上に持ち上げるだけで簡単に開閉できます。

取り外しやメンテナンスの様子は、マーベックス社の公式サイト内で動画でもご覧いただけます。
▶マーベックス公式サイト

床面排気で、空気を効率よくキレイに

sumikaは、床面から排気する24時間換気システムです。

ホコリや花粉、ダニなどのアレルゲンは床上に溜まりやすい性質があります。
床面排気を採用することで、これらの有害物質が滞留しやすい床付近の空気を効率よく排出できます。

床に近い位置で過ごす時間が長い方、小さなお子さまやペットがいるご家庭でも、安心して快適にお過ごしいただけます。

また、臭い成分は空気より重く、床付近に溜まりやすい傾向があります。
トイレや洗面室などの水回りの臭気を人の高さまで巻き上げずに排出できるため、室内のニオイを感じにくくなるのも大きな特長です。

熱と湿度を回収し、省エネで快適

sumikaは、排気する空気から「熱」と「湿度」を回収して再利用する全熱交換型換気システムです。

換気とは、本来「室内の空気を捨てて、外の空気を取り入れる」行為です。
しかし、冷暖房で快適に整えた空気をそのまま捨ててしまうのは、少しもったいないですよね。

sumikaは、室内の暖かさ・涼しさを回収し、外気に移してから給気します。
外気温の影響を受けにくく、無駄な冷暖房負荷を抑えられるため、快適性と省エネ性を両立した換気が可能です。

低い位置に設置、メンテナンスがラク

sumikaは、

・室内の給気口:床

・室内の排気口:床、または壁面(低位置)

・熱交換器本体:床下

に設置される構造です。

壁の高い位置や天井裏に設置された換気設備は、脚立や工具が必要になることもあります。
その点、sumikaは低位置・床下にあるため、日常のお手入れやフィルター交換がしやすく、メンテナンス性にも優れています。

また、上から虫やホコリが落ちてくる心配がない点も安心です。

sumikaを採用されたお客様の声

打ち合わせの段階で、換気のことは正直あまり気にしていなかったのですが、住んでみて空気の違いに驚きました。
花粉の季節でも窓を開けずに換気できるので、いつも室内が快適です。

吹き抜けの間取りにしたため心配していた料理などのにおい篭りも少ないです。喉の弱い子供の咳も改善し、標準仕様で採用されていて本当に良かったです。

2025年お引渡し:T様

空気の質まで考えた家づくりを

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
住宅の換気システムについて、少しイメージが湧いたでしょうか。

空気の質は、暮らす人の健康だけでなく、住宅そのものの耐久性にも大きく関わります。
目に見えない部分だからこそ、家づくりの初期段階でしっかりと計画することが大切です。

香川県での家づくりは、ぜひSENKOにご相談ください。
快適な空気環境まで考えた住まいをご提案いたします。

▶SENKOのいえづくり