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使いやすい!おすすめカップボードの奥行きは?サイズ別メリット・デメリット徹底比較
キッチンプランで意外と悩みやすいのが「カップボード(食器棚)の奥行き」です。カタログを見ると30cm台から65cmまで幅があり、「深い方が収納力はありそうだけど、通路が狭くならない?」と迷う方は少なくありません。
カップボードは一度設置すると長く使い続ける設備です。奥行きサイズごとのメリット・デメリットを整理しました。これから家づくりを始めたい方、まさに今お悩みの方は、プラン打ち合わせの参考にしてみてください。

カップボードの奥行きにはどんな種類がある?
市販の食器棚・カップボードで流通している奥行きは、おおまかに次の4パターンに分かれます。
✅30cm前後(コンパクトタイプ)
✅45cm(標準・定番タイプ)
✅50〜55cm(家電サイズ重視タイプ)
✅60〜65cm(大容量タイプ)

LIXIL・TOTO・クリナップ・トクラス・Panasonic・ハウステック・タカラスタンダードといった主要システムキッチンメーカーも、この45cmと60〜65cm前後を軸にラインナップを展開しているケースが多く見られます。
たとえばLIXILのシステムキッチン「シエラ」「ノクト」では、カップボードの奥行きは45cm系が基本仕様となっており、カウンター高さは85cmまたは99cmから選べる仕様になっています(LIXIL公式サイトより)。
一方でLIXILの「リシェル」シリーズは、ユニット幅7種類(30・45・60・75・90・105・120cm)に加えて、ユニット奥行きを32cm・45cm・65cmの3タイプから選べる点が特徴で、冷蔵庫の奥行きに合わせた設置や、逆に奥行きの浅いキッチンへの対応まで幅広くカバーできる設計になっています。
サイズ別メリット・デメリット

次に、サイズ別のメリット、デメリットです。
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▮奥行30〜35cm:コンパクトタイプ
空間に限りがある場合や、サブの食器棚として使う場合に重宝するサイズです。
ただし食器の量や家族構成によっては、電子レンジなどの大きめの家電が収納できないケースもある点は事前に確認しておきたいところです。
✅メリット
・圧迫感が少なく、狭いキッチンでも設置しやすい
・通路幅を広く確保できる
✅デメリット
・大型の調理家電を収納できない場合がある
・収納量そのものが少なくなりやすい
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▮奥行45cm:もっとも選ばれている定番サイズ
既製品カップボードの奥行きとしては45cmが定番とされています。選択肢の豊富さや価格の抑えやすさから、最初の1台として選ぶ人が多いサイズです。
ただし注意したいのが冷蔵庫との「面(つら)」のズレです。
冷蔵庫の奥行きはおおむね55〜70cm程度あるため、45cmのカップボードと冷蔵庫を横並びに設置すると、冷蔵庫の方が前面に大きく出っ張った配置になります。見た目のすっきり感を重視する場合は、この点を考慮したレイアウトが必要です。
ただし、冷蔵庫のサイズは家族構成やお子さまの成長、買い物の頻度などによって変わります。
例えば、4~5人家族で週1~2回まとめ買いをするご家庭では、450~540L程度の冷蔵庫が目安とされています。
また、冷蔵庫は一般的に10年前後で買い替えることも考えられます。今使っている冷蔵庫に合わせてカップボードの奥行を決めると、将来、より大きな冷蔵庫へ買い替えた際に、前面がそろわなくなったり、通路が狭くなったりする可能性があります。
そのため、冷蔵庫とカップボードの奥行を合わせたい場合は、現在の冷蔵庫のサイズだけでなく、家族構成や将来の買い替えまで見据えて計画することが大切です。

SENKO施工事例:冷蔵庫がすっきり納まるよう、背面の壁を掘り込んだ『ふかし』設計。
また、近年人気の高機能・大型オーブンレンジを設置する場合、45cmだと本体が手前にはみ出してしまい、圧迫感が出ることがあります。
将来的に大型レンジの購入を検討している家庭は、50cm以上のサイズも比較しておくと安心です。
✅メリット
・既製品のバリエーション・価格帯が豊富
・通路幅を圧迫しにくく、動線がスムーズ
・はじめてカップボードを選ぶ人でも失敗しにくい
✅デメリット
・大型オーブンレンジなどはサイズがはみ出すことがある
・冷蔵庫と横並びにすると面が揃わないことがある
・引き出しの内寸が浅く、奥のものが取り出しにくいメーカーもある
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▮奥行50〜55cm:家電サイズを重視したいなら
45cmでは大型レンジがはみ出してしまう、という家庭向けの中間的なサイズです。
ニトリなど量販店のラインナップでも45cm〜55cm程度のモデルが展開されており、既製品の中では比較的選びやすい選択肢のひとつです。
✅メリット
・大型オーブンレンジや炊飯器を無理なく収納しやすい
・奥行き・通路幅のバランスが取りやすい
✅デメリット
・メーカー・シリーズによっては選べる商品数が少ない場合がある
・設置面積が通常より広く必要になるため、建物全体の面積が大きくなる可能性がある。
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▮奥行60〜65cm:収納力重視、冷蔵庫と面を揃えたい
LIXILの「リシェル」のように、65cm(650mm)という深めの奥行きを選べるシリーズもあります。
冷蔵庫の奥行き(55〜60cm程度)に近いため、冷蔵庫とカップボードを横並びに設置しても面が揃いやすく、見た目のすっきり感を重視する人に向いています。
内寸も50cm近く確保できるモデルが多く、収納力そのものは十分。奥に家電を置いても手前のスペースを作業台として使えるという声もあります。

一方で、65cmという奥行きはオフィスのパソコンデスク程度の奥行きに相当するため、想像以上に圧迫感が出やすいというのも実感としてよく挙がるポイントです。
吊り戸棚の奥行きは40cm程度であることが多く、カップボード本体が深いと、吊り戸棚の奥のものが取り出しにくくなるケースもあります。
また、通路幅を100cm以上ゆったり確保したい場合、45cmタイプであれば他の設備と干渉しにくいのに対し、60〜65cmタイプでは通路幅の設計により慎重な検討が必要になります。
カップボードの奥行きはキッチンの通路幅そのものに直結するため、深いサイズを選ぶ際は必ずキッチン全体のレイアウトとセットで確認しましょう。
✅メリット
・収納力が高く、大型家電も余裕を持って収納できる
・冷蔵庫と面が揃い、見た目がすっきりする
・家電を置いても手前に作業スペースを確保しやすい
✅デメリット
・通路幅を圧迫しやすく、間取りによっては動線が窮屈になる
・価格が上がりやすい
・吊り戸棚を付ける場合、奥のものが取り出しにくくなることがある
通路幅とのバランスも忘れずに

奥行きだけを見て「収納力が高いから」と深いタイプを選ぶと、キッチンの通路幅が想定より狭くなってしまうことがあります。
カップボードの奥行きはキッチンの使い勝手・通路幅の両方に影響する要素なので、対面式か壁付けか、他の家族と同時にキッチンに立つ機会が多いかどうかも含めて検討することをおすすめします。
奥行き選びで確認したい3つのポイント

✅収納したいものを書き出す
食器の量だけでなく、電子レンジ・オーブン・炊飯器・ホットプレートなど収納したい家電のサイズを実測しておく
✅冷蔵庫との並びをシミュレーションする
冷蔵庫の奥行き(一般的に55~70cm程度)とカップボードの面をそろえるかどうかを、あらかじめ決めておきましょう。
また、冷蔵庫はカップボードの横に配置するだけでなく、キッチンにパントリーを設け、その中に冷蔵庫を設置するなど、間取りに合わせたレイアウトも可能です。
✅通路幅を確保する
カップボードの前を人がすれ違う頻度なども踏まえて通路幅を逆算する
迷ったときこそショールームへ。実物を見て、サイズ感を確かめる

奥行き45cmは価格・選択肢・使い勝手のバランスが良く、多くの住宅で採用されている定番サイズです。
一方で、大型家電を置きたい、冷蔵庫と面を揃えたいという希望があるなら50〜65cmタイプも検討する価値があります。
カタログの数字だけで決めず、実際にメーカーのショールームでユニットの奥行きや引き出しの使い勝手や高さなどのサイズ感を確認しながら、ご家庭の収納量・キッチンの間取りに合わせてプランニングしていくのが失敗しないコツです。

SENKOの家づくりは、一棟ごとお客様の好みやスタイルに合わせる自由設計。
カップボードの奥行きやキッチンの間取りも規格にとらわれず、建築士と一緒に理想の形をじっくり相談しながら決めていくことができます。「奥行きはどれくらいがいいんだろう」「うちの間取りだとどのタイプが合う?」など、些細なことでも構いません。お気軽にご相談ください。
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〈参照元〉
・LIXIL公式サイト「シエラ|キッチンパーツ|周辺収納・カップボード・カウンター」 https://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/shiera/parts/parts11/
・LIXIL公式サイト「ノクト|キッチンパーツ|周辺収納(カップボード・カウンター)」 https://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/noct/parts/peripheralsstorage/
・SUUMOリフォームタイムズ
https://suumo.jp/remodel/blog/entry/20231221/001
※上記以外の一般的な傾向(サイズ展開の目安や現場でよく挙がる使い勝手の論点)は、業界内で広く言われている内容を編集部にて整理・一般化して記載しています。価格・仕様は変更される可能性があるため、実際のプラン作成時は各メーカー公式サイトまたはショールームで最新情報をご確認ください。